トーキョーNOVA



シーン1 ニューロ <零崎 凶時>


 ホンコンHEAVEN

高級感漂う車の中、俺は依頼の内容を聞いていた。

依頼は、不信な手紙の多いアイドルを、念のために…というレベルの話らしい。

引退間際の俺にしてみれば、おいしい仕事は一つでも受けておきたかった



RL/マネージャー:という訳でアニタリンの警護を頼みたいのですが…。
零崎:ふむ、なるほど。で、報酬は?
マネージャー:前金2シルバー、後金2シルバーで
零崎:2シルバーか…。必要経費は、そっちで持ってくれるのかい?
マネージャー:認められる範囲であれば。
零崎:OK、わかった。いいだろう。
マネージャー:ちゃんと領収書切ってくださいね
クリスティナ:セコッ!!
零崎:シルバーか…。安いかなー。
マネージャー:じゃあ、ポケットロンを取り出して、
あぁ、今から行きますんで…はいそうです…はい…いや、そう言う訳には… でも一応念のためにも…は?…うん…わかった、今から急いでいくから。
RL:というわけで、車を飛ばして、アニタリンのマンションに着きました。
零崎:はい
RL:かなり豪勢な…豪勢といっても、悪い趣味でなくって言い感じのマンションです。
で、オートロックをくぐって、エレベーターを上がって、アニタリンの部屋へと行きます
マネージャー:リンちゃん、来たよ〜
零崎:ちょっと離れたところでまっておこう
RL/アニタリン:マネージャー!ボディーガードはいらないって言ったじゃない!!
マネージャー:いやでも、念のためだから
RL:といったところで<知覚>で判定してみてくれるかな
零崎:うん…成功ですればいい?じゃこれで。17
RL:じゃあ、アニタリンの影に隠れて、7歳くらいの少女がスカートの裾を引っ張っています。
マネージャーも気がついたようです。
マネージャー:あれどうしたのその子。
アニタリン:それが、いつのまにか居たのよ。
零崎:おぉ、クリスティナじゃないか。(笑)
クリスティナ:違う違う。
RL:うん、違うよ。
マネージャー:お嬢ちゃん、お母さんはどこだい?
RL:すると少女はアニタリンを指して「ママ」といいます。
マネージャーアニタリン:ママァ?
クリスティナ/マスコミ:ママァ?カシャカシャ、こいつはトクダネだ(笑)
マネージャー:と、とりあえず中へ
零崎:一緒に入ろう
マネージャー:ちっとリンちゃんどう言う事それ?ま、まさか
アニタリン:私の子なわけないじゃない。いつ産だって言うのよ
マネージャー:そりゃそうか。
それじゃぁ、SSSにでも任せた方がいいな
RL:そう言って、マネージャーが少女を抱き上げると「いやだー」と泣き出します。
アニタリン:あんまり強引につれて言っては、可哀想よ
マネージャー:でもこのままじゃぁ…
アニタリン:そうだ!!そこのボディーガードサンにその子をしばらく預かってもらうのはどう?
零崎:最悪だ(笑)
クリスティナ:ある意味ホット(笑)
アニタリン:そのボディーガードサンは私の後をついてくるのでしょう?
だったらいいじゃない
零崎:おれは…子守りじゃないんだがなぁ
ベビーシッターは料金が高いぞ
マネージャー:そうだよリンちゃん
その人はボディーガードとして…
アニタリン:でもその人は料金が高いって言ったじゃない
という事は、高い料金を払えばやってくれるって事でしょう?
零崎:そりゃまぁね
アニタリン:じゃぁ、いったいいくら出せばいいの?
零崎:そうだな、10プラチナも出してくれれば
マネージャー:10プラチナ!?
クリスティナ:そりゃアニタリンもびっくりだ(笑)
マネージャー:い、いくらなんでもそれは…
クリスティナ:RLもビックリだ(爆笑)
アニタリン:いくらなんでも10プラチナは高いじゃない?
せめてこれでどう?(5の指を出す)
クリスティナ:5も高けぇよ(笑)
零崎:5プラチナか…まぁいいだろう
アニタリン:そう、じゃぁこれで
クリスティナ:いいのかよ(笑)
RL:アニタリンはクレッドクリスを渡してくるね
零崎:…OK、前金で5プラチナ、たしかに
クリスティナ:前金って後金があるの?(笑)
零崎:わーい(笑)




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